不整脈について

1、不整脈とは何ですか?

◇不整とは文字通り「ととのっていない」「そろっていない」という意味です。そして「脈」つまり心臓の打ち方が「そろっていない」「ととのっていない」ものが不整脈です。
◇不整脈には速く打つものと遅く打つものがあり、また脈が跳ぶものがあります。

2、不整脈はどんな時に気づきますか?具体的な症状は?

◇心電図検査で不整脈があると言われましたが、何も感じませんでした。
◇最近、寝る時に胸がドクッとして、一瞬込み上げる感じがします。
◇昨夜、急に胸がドキドキし出して、しばらく続いた後におさまりました。脈を計ったら速かったです。
◇最近、坂道を上ると胸がドキドキして、息が切れる感じがします。静かにしていると楽ですが。
◇急に胸がドキドキし出し、めまいもするようで、頭から血の気が引くような、そして気が遠くなるような感じもします。
◇最近、脈が遅いと言われて、立っている時に気が遠くなる時があります。

3、不整脈の原因は何ですか?

◇自律神経失調・・・ストレス、過労、睡眠不足など。
◇心臓の病気・・・心臓肥大、心臓弁膜症、心筋梗塞、心筋症、心不全など。
◇生活習慣病・・・高血圧、飲酒、タバコ、肥満など。
◇甲状腺の病気・・・バセドウ病、甲状腺機能低下症など
◇コーヒーの飲みすぎや薬の作用で不整脈を起こす可能性もあります。

4、不整脈の検査にどんなものがありますか?

◇まず、一般の心電図です。記録時間がとても短い為に不整脈が出ていない時もありますが、心臓肥大や心筋梗塞などが予想できます。
◇次に、丸1日間携帯する小さな心電図記録計です。これだと24時間の心電図を記録できますから、不整脈を予想できます。
◇心臓病があれば不整脈がよく出ますから、心臓のエコー検査で心臓病が本当にあるかどうかを調べる事がとても大切です。
◇運動をしながら心電図を記録する方法もあります。これで運動中に出る不整脈を予想できます。
◇肺の病気でも不整脈が起こる事がありますので、胸のレントゲン写真や肺活量を調べます。
◇甲状腺の病気や貧血でも動悸が出る事がありますから、血液検査をする事もあります。
◇一部の重い不整脈では専門病院に入院して検査する事があります。

5、不整脈の治療にはどのようなものがありますか?

◇放置して良い不整脈がありますが、これが一番多いです。
◇定期的に検査をしながら、経過だけを見て良い不整脈もありますが、これも結構多いです。
◇薬で不整脈を治療する場合も時にありますが、薬のさじ加減が少々難しいので、最初は専門医に相談する方が良いでしょう。
◇重い不整脈では専門病院に入院して治療する方法がありますが、これはほんの一部です。

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