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| ■降圧目標達成までのあと一歩を、どう克服するかが重要 |
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土橋:
降圧目標の達成率は約50%にすぎないと報告されています。
高齢者などの達成率は比較的高いものの、若・中年者あるいは糖尿病、CKD、冠動脈
疾患といった合併症のある患者さんに対する、より厳しい目標値の達成状況は十分とは
いえません(図1)。
140/90mmHg未満は8割程度の達成率であるものの、合併症がある患者さんの目標
達成率は4割台に届き始めた程度です。 |
森:
130/80mmHg未満の達成は容易ではなく、患者さんも医師も、140mmHgを切れば十分、
と考えてしまうのかもしれませんね。
土橋:
患者さんが厳格すぎると感じるくらいの治療でないと、降圧目標を達成できないのが現状。
降圧目標まであと一歩、という状況を乗り越えるためには、患者さんと医師が手を携えて
治療に取り組むコンコーダンスが求められます。
森:
降圧目標はあくまで上限があって、それよりも低い状態でなければならない事を
お話します。
森:
家庭血圧測定は、白衣高血圧や、仮面高血圧を発見できるだけでなく、患者さんが病識を
持って自己管理をする動機付けとして有用ですね。
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高血圧の症状は頭痛、めまい、鼻出血、耳鳴りなどが上げられますが、これらは高血圧

だけに起きる症状ではなく、むしろ症状が無いまま血圧が高くなって、病状がいつのまにか

進行して突然、症状が生じる事が多いのです。
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血圧が上昇しますと血管が張り裂けそうになり、心臓にも負担がかかります。

この為に血管にもともと弱い箇所があれば、血管破裂、つまり脳出血や動脈癌破裂が

引き起こされます。しかし、血管が丈夫で破裂しなかった場合は、血管に対する慢性的な

ストレスの為に今度は血管が厚くなり動脈硬化を来たします。その結果、血管内部が狭く

なり血流が低下し、狭心症などを起こします。さらに血管内の動脈硬化の箇所が剥がれて

その先の血管を詰めて血管閉塞を来たします。

つまり、脳梗塞や心筋梗塞を起こすのです。これらの病気の症状は、昨日までなんとも

無かった人に突然、意識障害、急性心不全、胸痛、頭痛、麻痺、ショック、急死などを

引き起こします。 |
全ての人の脳血管が全部丈夫であることが保障されているわけではありませんから、

まず血圧の上昇で脳動脈が風船のようにふくらんで破裂する可能性は誰にでもある

わけです。したがって若い時の高血圧は若いからといって放置するにはかなり勇気がいる

ことです。今度は破裂しないからと言って、これを放置して年を重ねていると動脈硬化や

心肥大になるわけで、これも問題です。さらに肥満の人、コレステロールや血糖の高い人、

タバコを 吸う人では動脈硬化が促進されますので、血圧の治療に加えて、これらの

コントロールも重要です。
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高血圧は一般的には上の血圧が140mmHg以上、下の血圧が80mmHg以上とされて

います。つまり130台と80台以下である事が望まれます。ご家庭にはすでに体重計や

体温計があると思いますが、これらは当初お子さんの成長と発熱性疾患に対応するために

親として準備iされたのでしょう。しかし最近は、体重計の使用目的がご自分の肥満防止の

ために変わったように、今度は血圧計を購入してサイレントキラーから身を守ることも必要と

思われますが、いかがでしょうか!? |
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